Ritsuko Nakamura / 中村 律子

京都市生まれ

茶陶の世界に於いて他の焼物と一線を画す、鮮やかな色彩が特徴の「交趾焼(こうちやき)」で、
内外から高い評価を得ている「中村翠嵐(なかむらすいらん)」を父に持つ、三姉妹の長女。

「素晴らしい交趾焼をもっと広く、誰にも身近なものにしたい」と、茶陶という枠にとらわれない、
交趾の新しい可能性を提案するため「Ritsuko Nakamura」を設立。

父と共に京都市山科区「清水焼団地町」内にある「翠嵐工房」にて意欲的に活動を続けた。

2019年12月18日 永眠

 

Suiran Nakamura / 中村 翠嵐 ―翠嵐工房としてRitsuko Nakamuraの継続について―

私の父の時代から取り組んできました交趾焼は、17世紀の後半に茶の湯道具の一つである香合として
海外から渡来した、色鮮やかな焼き物です。
その後日本で改良が加えられ、茶の湯の色々な道具へと変化していきました。 

今までにない新たな分野の焼き物に取り組んでみたいと考え、このブランドを立ち上げたのが今は亡き私の娘です。
律子とは長きに渡り、共に工房で交趾焼の未来について夢を語り、仕事を共にしてまいりました。

私にはなかった新たな交趾焼の世界、目標を見つけ、その夢に向かって邁進しておりましたが、
残念ながらその志を半ばにして旅立ってしまいました。

この「日常生活に寄り添う交趾焼の新たな可能性を見出したい」という志を尊重し、
翠嵐工房にて「Ritsuko Nakamura」を引き継ぐ事と致しました。

これからも交趾焼の新たな可能性を希求してまいりますので、どうぞ暖かく見守って頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

翠嵐拝

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